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2025.01.05

アートメイクの失敗例と後悔しないための対策:安全な施術のために知っておくべきこと

アートメイクの失敗例と後悔しないための対策:安全な施術のために知っておくべきことアイキャッチ

アートメイクは、毎日のメイクを劇的に楽にし、すっぴんにも自信を与えてくれる素晴らしい美容医療です。しかし、どんな美容施術にもリスクは存在し、アートメイクも例外ではありません。

後悔しないためにも、施術前に起こりうる失敗例やリスク、そしてそれらを回避するための対策について正しく理解しておくことが非常に重要です。

このコラムで分かること
このコラムでは、アートメイクで考えられる主な失敗例から、失敗を防ぐためのクリニック選びのポイント、万一失敗した場合の修正・除去方法、さらには多くの方が懸念するMRI検査への影響まで、施術前の不安を解消するための情報を詳しく解説します。

安全で満足のいくアートメイクを実現するためにも、ぜひ参考にしてください。

監修:柴田 祐梨英(「東岡崎美容クリニック」院長)紹介
東岡崎美容クリニック院長柴田祐梨英
プロフィール 東岡崎美容クリニック
院長 柴田 祐梨英医師

形成外科医の経歴を経て大手美容外科へ入職。

目元系の施術や小顔治療、女性特有の悩みである婦人科形成施術も得意とする。

大手美容外科での婦人科形成やバスト症例の執刀数は、東海エリアの女性医師でトップレベルの実績をもつ。

女性ならではの親身なカウンセリングと形成外科の経験に基づく高い技術力により、大手美容外科院長を務めた際には遠方からの多数の指名を受け、特に女性の患者様からの高い指名リピート率を誇る。

所属・資格等
(一部)
日本形成外科学会(JSAPS)正会員
日本美容外科学会(JSAS) 正会員
ボトックスビスタ® 認定資格医
ジュビダームビスタ® 認定資格医
ジュビダームビスタ®バイクロス 認定資格医
公式サイト 東岡崎美容クリニック
SNS インスタグラム
監修:金田 りこ(「東岡崎美容クリニック」アートメイクアーティスト)紹介
アートメイクアーティスト金田りこ
プロフィール 東岡崎美容クリニック
アートメイクアーティスト
金田 りこ

アートメイクに魅了され、東京・名古屋で技術を磨き、名古屋・豊橋・岡崎・長野のクリニックで指名多数の大人気アーティスト。

顔に馴染むナチュラルな仕上がりを得意としており、1人1人に合ったオーダーメイドで仕上げます。

施術実績1,500件以上
口コミ評価★4.9

所属・資格等
(一部)
・東岡崎美容クリニック(愛知県岡崎市)
・LA SELENE CLINIC(愛知県名古屋市)
・ミラまちクリニック(愛知県豊橋市)
・南信州ハートクリニック(長野県飯田市)
公式サイト 東岡崎美容クリニック アートメイクページ
SNS インスタグラム
東京・名古屋で技術を磨き、指名多数のアーティストが施術を行う東岡崎美容クリニックのアートメイクはこちらをご覧ください

アートメイクで考えられる主な失敗例

アートメイクのデザイン関連の失敗例の説明画像

アートメイクの失敗は、主に「デザインに関する失敗」と「健康面のリスク」に分けられます。これらの失敗は、施術者の技術不足、不適切なカウンセリング、または医療機関ではない場所での施術によって引き起こされることが多いです。

それぞれ具体的にどのような失敗例があるのか、確認していきましょう。

1. デザインに関する失敗

アートメイクは一度施すと簡単には消せないため、デザインの失敗は大きな後悔に繋がりやすい問題です。

デザインに関する失敗
1.希望通りのデザインにならない・左右非対称になる
2.不自然な色味に変色する・アイラインが滲む

▼希望通りのデザインにならない・左右非対称になる

実際にX(Twitter)でアートメイクで失敗したことに関する投稿が複数あったため、デザインの失敗に関するリアルな声をいくつか紹介します。

眉毛のアートメイク今回ほんとに失敗だーー濃いし太いし長いし😭前のアートメイクも眉尻の方がしぶとく色残ってたから特に長さは慎重に…😭 引用:X(Twitter)
あんまり気にしてないんだけど、アートメイク失敗。
見てください、この目‼️これでめちゃくちゃかわいい感じに仕上がりました( ^ω^ )って言われて唖然。
右目はインク入ってないし、左目はふたえ線のところだけしか入ってないし💦💦
そして施術してくれた新人ちゃん、今日無断欠勤だそうです~🤗 引用:X(Twitter)
リップのアートメイク、失敗した…自然な感じをお願いしたらすっぴんと同じでなんも変わらん😂ただ唇傷つけて腫らせただけ😂😂リタッチのときはちゃんと色グラデーション入れてもらおう…まぁ無料のリタッチあるから2.5万円で実質1回だとしても日本より断然安いか😂
引用:X(Twitter)
アートメイク失敗した😔
施術中は書き足せばいいか〜なんて思ったけど、それしたくないから行ったんやないかい。
引用:X(Twitter)

カウンセリングでのイメージ共有不足、施術者の技術不足、または顔の骨格や表情筋の動きを考慮しないデザインにより、患者の理想と異なる眉の形、太さ、濃さになったり、左右の眉の高さや形が不自然になったりすることがあります。

特にこの失敗は眉アートメイクで起こりがちで、流行のデザインが自身の顔に合わず不自然に見えることもあります。

デザインは顔の印象を大きく左右するため、眉アートメイクの種類と選び方でも解説したように、顔の骨格や表情筋に合わせたオーダーメイドのデザイン提案が不可欠です。

▼不自然な色味に変色する・アイラインが滲む

使用する色素の質が悪かったり、肌質に合わない色素を選んだり、あるいは施術者の技術が未熟で色素が皮膚の深層に入りすぎたりすると、時間が経つにつれて赤っぽく、青っぽく、またはグレーに変色してしまうことがあります。

特にアイラインアートメイクでは、色素が滲んでしまい、パンダ目のように見えてしまうリスクも存在します。

そのため、FDA(米国食品医薬品局)認可の色素を使用しているのかや、施術者の技術力が重要です。

2. 健康面のリスク

アートメイクの失敗:健康面のリスクの説明画像

デザインの不満以上に深刻なのが、健康面でのリスクです。アートメイクは厚生労働省が定める医行為であるため、医療機関以外での施術は特に危険を伴います。

必ず、サロンではなく美容クリニックで施術を受けるようにしてください。

具体的な健康面のリスクは下記のとおりです。

健康面のリスク
1.感染症
2.アレルギー反応
3.その他の皮膚トラブル

▼感染症

医療機関ではない場所での施術や、器具の衛生管理が不十分な場合、B型肝炎、C型肝炎、HIVなどのウイルス感染症や、黄色ブドウ球菌などによる細菌感染症(炎症、化膿)を引き起こす可能性があります。

針は体内に直接触れるため、感染経路となり得ます。医療機関での徹底した衛生管理が不可欠です。

▼アレルギー反応

使用する色素や麻酔に対してアレルギー反応(赤み、強い腫れ、かゆみ、発疹、水ぶくれなど)を引き起こすことがあります。症状が重い場合、アナフィラキシーショックに至る可能性もゼロではありません。

事前のカウンセリングでアレルギー歴を正確に伝えること、必要に応じてパッチテストを行うことが重要です。

▼その他の皮膚トラブル

施術部位の腫れや赤みが異常に長引く、化膿する、痛みが生じる、または体質によってはケロイド状の傷跡が残ってしまうことがあります。アイライン施術では、角膜に傷がつく、視力低下などの報告も国民生活センターに寄せられています

施術後の異常を感じたら、アートメイクのダウンタイムとアフターケアで解説したように、速やかに施術を受けた医療機関に相談することが重要です。

3. セルフアートメイクの危険性

セルフアートメイクの危険性の説明画像

近年、インターネット通販などでセルフアートメイク用の道具が販売されていますが、これは極めて危険であり、絶対に避けるべきです。

アートメイクは厚生労働省によって「医行為」と明確に位置づけられており、専用の針で皮膚に色素を注入する行為には専門知識と技術が必須です。

素人が行うと、左右非対称や色ムラといったデザインの失敗だけでなく、色素が皮膚の奥深くに入り半永久的に消えなくなる、感染症、内出血、重度の炎症、最悪の場合失明といった取り返しのつかない重篤な健康被害のリスクを伴います。

市販の消毒薬では不十分であり、医療機関のような厳格な衛生管理は不可能です。国民生活センター(PIO-NET)にも、セルフアートメイクによる多数の危害報告が寄せられています。

アートメイクの失敗を防ぎ、後悔しないための対策

アートメイクの失敗を避けるためには、施術前の情報収集と、何よりも「クリニック選び」が最も重要です。

1. 信頼できるクリニック選びの重要性

アートメイクは医行為であるため、必ず医療機関で施術を受けることが必須です。以下のポイントを参考に、慎重にクリニックを選びましょう。

信頼できるクリニック選びの重要性
1.医療機関であることの確認
2.施術者の技術力と経験
3.カウンセリングの質
4.衛生管理体制
5.使用する色素の安全性
6.アフターケアの説明とサポート体制

▼医療機関であることの確認

医師または看護師が在籍し、医師の管理下で施術が行われる医療機関であることを確認してください。公式サイトなどで、医療機関の名称、所在地、開設者、医師・看護師の氏名や資格が明記されているか確認しましょう。

なぜなら、無資格者によるアートメイクの施術は法律違反であり、危険を伴うからです。万一のトラブル時にも、医師が常駐している医療機関であれば迅速かつ適切に対応できます。

▼施術者の技術力と経験

症例数の豊富さ、アーティストのランク、技術者のスキルは仕上がりに大きく影響します。

美容クリニックの公式サイトやSNSで、豊富な症例写真(特に施術前後の比較)が掲載されているか、自身の好みに合うかを確認しましょう。施術者の実績や経験年数も参考にしてください。

▼カウンセリングの質

丁寧なヒアリング、お客様の骨格や表情筋に合わせたデザイン提案、仕上がりイメージの共有を徹底してくれるかが重要です。

施術前のデッサンで、お客様が完全に納得するまで、細かく調整を繰り返してくれるクリニックを選びましょう。リスクやダウンタイムについても、メリットだけでなくデメリットを含めて十分に説明してくれるかどうかが重要です。

▼衛生管理体制

針や色素、カラーカップなどが全て使い捨てであること、その他の用具も医療用滅菌器による殺菌消毒が徹底されていることは、感染症予防のために最も重要な点です。不安な場合は、カウンセリング時に衛生管理について質問してみましょう。

▼使用する色素の安全性

FDA(米国食品医薬品局)認可など、安全性の高い医療用色素を使用しているかも大切なポイントです。

アレルギー反応のリスクを最小限に抑え、施術後の変色を防ぐためにも、安全性の高い色素を使用しているクリニックを選びましょう。

▼アフターケアの説明とサポート体制

ダウンタイム中のケア指導が具体的かつ丁寧であるか、万一のトラブル時の相談窓口や連絡先が明確であるかをチェックしてください。

施術後の不安を解消し、適切なケアを行うためのサポート体制は非常に重要です。医療機関であれば、トラブル発生時にも医師が迅速に対応できます。

2. 施術前の知識習得と準備

施術前には、アートメイクの基本的な概念、医行為としての位置づけ、タトゥーとの違い、ダウンタイム、アフターケアなどについて理解しておくことで、施術後の経過に対する不安を軽減し、適切な判断ができます。

関連情報
アートメイクの基礎知識については、「アートメイクとは?5分で分かる初心者ガイド」で詳しく解説しています。

また、感染症(HIV、B型肝炎など)、妊娠中・授乳中、ケロイド体質、施術部位に皮膚疾患がある方、極端な敏感肌、アトピー性皮膚炎の方、血液凝固異常のある方などは、施術を受けられない可能性が高いです。

必ず事前にクリニックに相談し、自身の健康状態や服用している薬を正確に伝えることが重要なため、医師に許可を得るようにしてください。

アートメイクの修正・除去について

アートメイクは一度色素を入れると簡単には消せません。万一失敗してしまった場合でも、修正や除去は可能ですが、完全に元の状態に戻すことは非常に難しいという限界があることを理解しておく必要があります。

描き足しによるデザイン調整(例:眉を少し太くする、色を濃くする)は可能ですが、一度入れた色素を短くしたり、細くしたり、濃い色を薄くしたり、形を大幅に変えたりすることは非常に難しいです。

▼アートメイクの修正・除去方法

除去方法 具体的な内容
レーザー照射 特定の波長のレーザーを照射し、色素を分解して除去します。最も一般的な除去方法です。
除去液の注入 専用の除去液を注入し、色素を体外に排出させる方法です。
切開手術 非常に限定的ですが、色素が入った皮膚を切り取る方法です。

アートメイクの完全な除去には複数回(2〜3回、場合によってはそれ以上)の施術が必要となることが多く、費用も高額になります。

また、使用された色素の種類によっては、レーザーが反応しにくく除去が困難な場合もあるため注意が必要です(例:白やベージュの色素)。

アートメイク除去の際には、除去過程で皮膚に負担がかかり、炎症、色素沈着、または傷跡が残る可能性も考慮する必要があります。

【重要】アートメイクとMRI検査に関する最新情報

アートメイクをするとMRI検査を受けられなくなるのではないか、という懸念を持つ方も多いのではないでしょうか。

以前のアートメイク用インクには微量の金属成分(酸化鉄など)が含まれており、MRI機器の強力な磁場に反応してやけどや検査画像の乱れを引き起こすリスクが指摘されていました。

しかし、現在のアートメイク技術では、使用されるインクの金属含有量が極めて微量に抑えられており、ほとんどのケースでMRI検査に問題なく対応できるとされています。

中には「MRI SAFE」と表示された、MRI検査を考慮して開発されたインクも存在します。

念のため、施術を受けたクリニックに使用されたインクの種類を確認し、MRI検査を受ける際には必ず担当医師や技術スタッフにアートメイクをしている旨を申告してください。

特にアイラインのアートメイクをしている場合、目を開けたままだと発熱のリスクが高まるため、目を閉じて検査を受けるようにしましょう。

また、ダウンタイム期間中は肌が敏感になっているため、施術後2週間以上経過してからMRI検査を受けることが推奨されます。

アートメイク失敗例と回避策の一覧表

失敗例の種類 具体的な内容 回避策/予防策 修正・除去の可能性
デザインの不満 希望と異なる、左右非対称、太すぎる、不自然な形、滲み、変色 カウンセリングでの徹底したイメージ共有、骨格・表情筋に合わせた提案、実績ある施術者選び 描き足しによる調整は可能だが、縮小・薄くすることは困難
健康被害 腫れが続く、化膿、感染症、アレルギー、傷跡 医療機関での施術、徹底した衛生管理、麻酔使用、医師の管理下での施術 クリニックでの適切な処置、場合によってはレーザー除去
セルフ施術による失敗 左右非対称、色ムラ、半永久的な定着、感染症、失明リスク 医療機関でのプロの施術を受ける 除去は困難、高額な費用がかかる場合が多い
MRI検査への影響 過去のインクでやけどや画像乱れのリスク 最新の金属含有量が少ないインク使用のクリニックを選ぶ、MRI検査時の申告 基本的に問題ないが、念のためクリニックに確認

アートメイクの失敗例と後悔しないための対策のまとめ

アートメイクは、正しく施術を受ければ非常に満足度の高い美容医療ですが、失敗のリスクもゼロではありません。デザインの不満や健康被害を避けるためには、事前の情報収集と、何よりも信頼できる医療機関を選ぶことが最も重要です。

本記事で解説した失敗例とその対策、そしてMRIに関する最新情報を参考に、安全で後悔のないアートメイクを実現してください。

アートメイクの基礎知識や医行為としての重要性については、「アートメイクとは?5分で分かる初心者ガイド」で詳しく解説しています。

施術後の具体的なケアについては、「アートメイクのダウンタイムとアフターケア」をご参照ください。

特にデザイン関連での失敗に繋がりやすい眉アートメイクの種類やデザインについては、「眉アートメイクの種類と選び方」で詳細を解説しています。

東京で安全かつ「上手い」と評判の眉アートメイククリニックをお探しなら、ぜひクリニック比較紹介ページもご参照ください。

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