低用量ピルが飲めない方のための安全な選択肢
低用量ピルは多くの女性に利用されていますが、中には「喫煙習慣がある」「高血圧や肥満がある」「授乳中である」といった理由で、血栓症リスクから通常のピル(エストロゲン含有)が禁忌とされてしまう方がいます。
そうした方々にとって、エストロゲンを含まない「ミニピル(POP:プロゲスチン・オンリー・ピル)」は、避妊効果と月経トラブル改善を両立できる唯一の選択肢です。
このコラムでは、柴田祐梨英医師の専門的な視点を交えながら、オンライン診療でミニピルを処方してもらう方法に特化して、「どこで、いくらで、どのように」始められるかを徹底解説します。
→ ミニピル処方対応クリニックも多数!【低用量ピルオンラインおすすめ10選!総額費用・安全性・美容視点で徹底比較】
- ミニピルが必要な具体的な条件(低用量ピル禁忌者)
- ミニピルと低用量ピルの服用方法と避妊効果の違い
- オンラインでミニピルを取り扱う主要クリニックと料金相場
- ミニピル特有の副作用である「不正出血」への具体的な対処法
監修:柴田 祐梨英(「東岡崎美容クリニック」院長)紹介![]() |
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|---|---|
| プロフィール | 東岡崎美容クリニック 院長 柴田 祐梨英医師 形成外科医の経歴を経て大手美容外科へ入職。 目元系の施術や小顔治療、女性特有の悩みである婦人科形成施術も得意とする。 大手美容外科での婦人科形成やバスト症例の執刀数は、東海エリアの女性医師でトップレベルの実績をもつ。 女性ならではの親身なカウンセリングと形成外科の経験に基づく高い技術力により、大手美容外科院長を務めた際には遠方からの多数の指名を受け、特に女性の患者様からの高い指名リピート率を誇る。 |
| 所属・資格等 (一部) |
日本形成外科学会(JSAPS)正会員 日本美容外科学会(JSAS) 正会員 美容皮膚科学会 正会員 ボトックスビスタ® 認定資格医 ジュビダームビスタ® 認定資格医 ジュビダームビスタ®バイクロス 認定資格医 |
| SNS | インスタグラム |
※本記事は、女性ならではの親身なカウンセリングを行う柴田祐梨英医師の監修のもと、低用量ピルに関する専門的な知見を解説しています
※より多くの患者様に自身に合った美容医療を受けていただくために、地域問わず全国の医院を紹介しています
ミニピル(POP)とは? 低用量ピルとの決定的な違い
ミニピルは、低用量ピルや超低用量ピルと異なり、卵胞ホルモン(エストロゲン)を全く含まず、黄体ホルモン(プロゲスチン)のみを主成分としています。この組成が、血栓症リスクが高い方でも服用できる最大の理由です。
▼ミニピルと低用量ピルとの決定的な違い
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| 比較項目 | ミニピル(POP) | 低用量ピル(OC/LEP) |
|---|---|---|
| エストロゲン含有 | 含まず(ゼロ) | 含む(血栓症リスクの原因) |
| 血栓症リスク | ほとんどなし(極めて低い) | わずかに上昇する |
| 服用が必要な人 | 35歳以上で喫煙者、高血圧、肥満、授乳中など | 健康な方全般 |
| 服用ルール | 休薬期間なし、毎日厳密な時間厳守(数時間ずれると効果が低下) | 休薬期間あり、飲み忘れの猶予時間が比較的長い |
| 避妊効果 | 正しく服用すれば低用量ピルと同等(約99%以上) | 高い(約99.7%) |
【監修医の解説】ミニピルで注意すべき「時間厳守」

ミニピル処方に対応するオンラインクリニック比較と費用
ミニピルは、低用量ピルと比べて取り扱いクリニックが限られますが、近年はオンライン診療で処方を受けられるクリニックが増えています。
▼オンライン ミニピル 料金・種類比較(抜粋)
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| クリニック名 | ミニピルの種類(例) | 1シート料金相場(税込) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| スマルナ(Smaluna) | スリンダなど | ¥5,400〜(定期便) | 24時間相談サポートあり。 アプリで手軽に予約・診療が可能。 |
| エニピル(AnyPill) | 2種の黄体ホルモン薬(ミニピル) | ¥3,850〜(2回目以降) | 24時間診療に対応。 取り扱いピル数が多い。 |
※料金はプランや種類により変動するため、最新の情報は必ず各クリニック公式サイトでご確認ください。
ミニピルのオンライン処方は、通常の低用量ピルとほぼ同じ流れです。
- 予約・問診票の入力: サイトから予約し、問診票で「血栓症リスクの有無」や「服用希望理由」を詳しく入力します。
- 医師の診察(電話・ビデオ): 医師が禁忌事項に該当しないかを確認します。ミニピルの処方では、血栓症リスクについて特に詳しくヒアリングされます。
- 決済・配送: 決済後、プライバシーに配慮した梱包 で最短翌日などに自宅またはコンビニへ配送されます。
ミニピル特有の副作用「不正出血」と対処法
ミニピル服用中に最も多くの人が経験するマイナートラブルが不正出血です。これは、エストロゲンがないため子宮内膜が非常に薄くなり、剥がれやすくなるために起こる現象です。
不正出血への具体的な対処法(継続のための工夫)
不正出血は、服用開始後3ヶ月から6ヶ月程度で徐々に落ち着くことがほとんどです。不正出血があっても避妊効果は低下しません ので、過度に心配せず、以下の小さな工夫で乗り切りましょう。
- 服用時間を厳守する: 数時間の服用時間のズレが、ホルモン濃度のわずかな変動となり、不正出血を引き起こすことがあります。毎日アラームを設定し、時間厳守を徹底してください。
- 3〜6ヶ月は様子を見る: 体が慣れるのを待つことが、最も効果的な対処法です。出血量が少量で、腹痛などを伴わない場合はそのまま継続して問題ありません。
- 止血剤の併用を相談: 不正出血が長く続き、煩わしい場合は、一時的に止血剤を併用できないか医師に相談することも可能です。
- 種類変更の検討: 6ヶ月以上不正出血が続く場合は、ミニピルの種類を変更することで改善する場合があります。
まとめ:諦めずにオンラインで安心を手に入れる
低用量ピルが禁忌とされてしまった方にとって、ミニピルは諦めずに避妊や月経コントロールを行うための重要な選択肢です。
血栓症リスクがほとんどないという最大のメリットを享受するためにも、「服用時間の厳守」と「不正出血への正しい対処」を心掛けてください。オンライン診療なら、通院の手間なく、あなたに合ったミニピルを見つけることが可能です。
→【最短当日処方】 ミニピルの処方はスマルナに相談!
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