避妊効果を守るための「正しい知識」
低用量ピルを服用する目的が避妊である場合、ピルと飲み合わせの悪い薬やサプリメントが存在することを知っておくことは、避妊効果を確実に保つための絶対条件です。飲み合わせによっては、ピルの効果が弱まり望まない妊娠のリスクが高まったり、逆に他の薬の効果が強まり副作用を引き起こしたりする可能性があります。
「ほとんどの薬は問題ない」とされていますが、「一部の薬」が持つリスクは極めて重大です。このコラムでは、柴田祐梨英医師の監修のもと、特に注意が必要な禁忌薬、避妊効果を下げる薬、市販薬への具体的な対処法を、透明性高く詳細に解説します。
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- 絶対に併用してはいけない「禁忌薬」の名前とリスク
- 避妊効果を低下させる抗生物質やハーブ系サプリメント
- 市販の解熱鎮痛剤(アセトアミノフェンなど)との安全な飲み分け方
- 服用前に医師へ伝えるべき薬やサプリメントのチェックリスト
監修:柴田 祐梨英(「東岡崎美容クリニック」院長)紹介![]() |
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|---|---|
| プロフィール | 東岡崎美容クリニック 院長 柴田 祐梨英医師 形成外科医の経歴を経て大手美容外科へ入職。 目元系の施術や小顔治療、女性特有の悩みである婦人科形成施術も得意とする。 大手美容外科での婦人科形成やバスト症例の執刀数は、東海エリアの女性医師でトップレベルの実績をもつ。 女性ならではの親身なカウンセリングと形成外科の経験に基づく高い技術力により、大手美容外科院長を務めた際には遠方からの多数の指名を受け、特に女性の患者様からの高い指名リピート率を誇る。 |
| 所属・資格等 (一部) |
日本形成外科学会(JSAPS)正会員 日本美容外科学会(JSAS) 正会員 美容皮膚科学会 正会員 ボトックスビスタ® 認定資格医 ジュビダームビスタ® 認定資格医 ジュビダームビスタ®バイクロス 認定資格医 |
| SNS | インスタグラム |
※本記事は、女性ならではの親身なカウンセリングを行う柴田祐梨英医師の監修のもと、低用量ピルに関する専門的な知見を解説しています
※より多くの患者様に自身に合った美容医療を受けていただくために、地域問わず全国の医院を紹介しています
【最重要】絶対に併用してはいけない「禁忌薬」
低用量ピルとの併用が禁忌とされている薬はごく一部ですが、これらを服用すると肝機能障害などの重篤な健康被害を引き起こすリスクがあります。
- C型肝炎治療薬の一部(ヴィキラックス配合錠など): 併用により肝機能の悪化リスクが高まります。
これらは現在、医師の処方箋が必要な医療用医薬品です。他の病気で薬を処方される際は、必ず低用量ピルを服用していることを医師に申告してください。
避妊効果を低下させる薬とサプリメント(妊娠リスクの上昇)
避妊を目的としてピルを服用している場合、最も注意すべきは、ピルの作用を弱めてしまう薬です。これらの薬を併用すると、排卵が抑制されずに起こってしまう可能性があり、避妊の失敗につながります。
ピルの効果を弱める主な薬剤
ピルの成分を分解する酵素の働きを強め、血中濃度を下げてしまう薬です。
- 抗生物質の一部(リファンピシンなど): 一部の抗生物質(ペニシリン系、テトラサイクリン系など)はピルの避妊効果を低下させる可能性があります。風邪やニキビ治療などで抗生物質を処方された際は、必ず医師にピル服用中であることを伝えてください。
- 抗てんかん薬の一部(バルビツール酸系、ヒダントイン系など)
- 抗結核薬の一部(リファンピシン、リファブチンなど)
- 抗HIV薬の一部
【対策】これらの薬を服用する期間中は、コンドームなどの他の避妊法を併用することが強く推奨されます。服用が終了した後も、念のため7日間は他の避妊法を併用するとより安心です。
特に注意すべきサプリメント・ハーブ
ドラッグストアなどで手軽に購入できるサプリメントの中にも、ピルの効果を著しく弱めるものがあります。
- セントジョーンズワート(西洋オトギリソウ): ピルの分解を早め、避妊効果を低下させます。ハーブティーやサプリメントに含まれている場合があるため、成分表示を必ず確認し、服用を避けてください。
- 大豆イソフラボン・プエラリア: 女性ホルモン(エストロゲン)に似た作用を持つため、過剰摂取するとピルの効果に影響を及ぼす恐れがあります。通常の食事で摂取する分には問題ありませんが、サプリメントでの高容量摂取は避けるべきです。
市販薬・解熱鎮痛剤との飲み合わせと対処法
ピル服用中に風邪をひいたり、頭痛がしたりした場合、市販の薬を飲んでも良いか不安に感じる方が多いでしょう。
▼解熱鎮痛剤の飲み分けの注意点
※→ → → スクロールできます → → →
| 薬の成分 | ピルとの飲み合わせ | 避けるべき理由と対処法 |
|---|---|---|
| ロキソプロフェン(ロキソニンなど) | 問題なし | 低用量ピルと一緒に処方されることが多く、安心して併用可能です。 |
| アセトアミノフェン(カロナール、市販薬の一部) | 併用注意 | ピルの効果が強まり副作用(吐き気など)が出やすくなったり、アセトアミノフェン自体の効果が弱まったりする可能性があります。服用する場合は医師に相談し、服用間隔を空けるなどの指示を仰いでください。 |
その他の併用注意薬
ピルと併用することで、併用した薬の効果が強まり、副作用のリスクが高まる薬もあります(例:三環系抗うつ薬、一部の副腎皮質ステロイド、喘息治療薬など)。現在、持病で何らかの薬を服用している方は、必ずオンライン診療の問診時に全ての薬剤名を伝えてください。
まとめ:医師に全てを伝え、安全を確保する
低用量ピルを安全に、そして確実に服用し続けるための鍵は、情報の透明性と医師との連携です。
- 禁忌薬は絶対に避けること。
- 避妊効果を弱める薬(セントジョーンズワートなど)を意識的に避けること。
- 新しい薬やサプリメントを飲み始める際は、必ず処方医に確認すること。
ご自身の健康と安心のために、全ての薬とサプリメントの服用状況を正直に、詳しく医師に伝えてください。
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