くまとり・目の下のたるみ取り
下眼瞼脱脂術とは?
下眼瞼脱脂術は、目の下にある余分な脂肪を取り除く施術です。
この脂肪は「眼窩脂肪(がんかしぼう)」と呼ばれ、これが前に突出したり、下がってくることでたるみやクマの原因となります。
脂肪の量を適切に整えることで、スッキリと若々しい目元を目指します。
施術方法
下眼瞼脱脂術は、以下のような手順で行われます。
- ブロック麻酔:両頬の「眼窩下神経」と呼ばれる神経の近傍に麻酔の注射を打ちます。
これにより、奥の脂肪を触るときのお痛みを軽減します。 - 局所麻酔:施術部位に麻酔を施します。これにより、切開部の痛みを感じることはほとんどありません。
- 結膜側からのアプローチ:下まぶたの内側(結膜側)に1cmに満たない程度の小さな切開を加え、皮膚に傷跡を残さずに脂肪を取り除きます。
- 脂肪の調整:脂肪を適切な量除去し、自然な仕上がりにします。
- 止血:脂肪周囲にある細かい血管を丁寧に焼灼止血したのちに終了します。
切開部分は切りっぱなしですが、粘膜のため1週間程度で治癒します。
これにより、傷のなかから溜まった血がごく少量自然に出てくることもありますが、通常経過です。
手術時間は約30分~1時間ほどです。ダウンタイムも比較的短く、数日で軽い腫れが治まる方がほとんどです。
メリット
- 疲れた印象を改善:たるみやクマが目立たなくなり、明るい印象の目元に。
- 自然な仕上がり:結膜側からのアプローチで、外見上の傷が残りません。
- 涙袋・メイクが映える:涙袋がクマに埋もれていた方ははっきりと涙袋が出てくる場合があります。
スッキリした目元でアイメイクがより引き立ちます。 - 効果が持続:脂肪を除去するため、効果が長期的に続きます。
リスクと注意点
下眼瞼脱脂術は安全性の高い施術ですが、以下のようなリスクや注意点があります:
- 腫れや内出血:術後に軽い腫れや内出血が出る場合がありますが、1~2週間で改善することがほとんどです。
- 過剰な脂肪除去による凹み:脂肪を取りすぎると、目元がくぼんだように見える場合があります。術前の適切な診断と施術が重要です。
- 感染症:極めて稀ですが、感染のリスクがあります。術後は処方された点眼薬を適切に使用することが大切です。
- アレルギー反応:麻酔や薬に対するアレルギー反応が起こる可能性があります。事前の問診で確認します。
目の下のたるみ取り(切開法)とは?
目の下のたるみ取りは、切開によって、目の下にある余分な皮膚及び脂肪を取り除く施術です。
脂肪の量が多い方、程度や皮膚の伸びが強く、たるみがある方は上記の「下眼瞼脱脂術」のみでは皮膚のたるみが残ってしまい、せっかく施術をしたのにあまり目の下のスッキリ感が実感できない場合があります。
当院では、切開法によるたるみ取りも形成外科歴のある院長が対応可能ですので、患者様お一人おひとりに合わせて最適な施術を提案させていただいております。
施術方法
目の下のたるみ取りは、以下のような手順で行われます。
- ブロック麻酔:両頬の「眼窩化神経」と呼ばれる神経の近傍に麻酔の注射を打ちます。
これにより、奥の脂肪を触るときのお痛みを軽減します。 - 局所麻酔:施術部位に麻酔を施します。これにより、切開部の痛みを感じることはほとんどありません。
- 皮膚側からのアプローチ:下まつ毛の生えているラインの1ミリ程度下から切開を行います。これにより、術後の傷の目立ちを最小限に抑えます。
- 脂肪の調整:脂肪を適切な量除去し、自然な仕上がりにします。
- 止血:真皮や眼輪筋などの組織を切開・剥離しているため止血を丁寧に行います。
- 余剰皮膚の調整・切除:余剰皮膚を適切量除去します。これにより目の下の皮膚のたるみ、小じわが改善し、ハリのある目元になります。
- 縫合:皮膚を髪の毛ほどの細さの糸で丁寧に縫い合わせます。
手術時間は1時間~2時間ほどです。切開を行うため下眼瞼脱脂術よりも腫れや内出血は強いことが多いです。概ね1~2週間で内出血は改善し、2~3週間で腫れ感が落ち着いてきます。
1週間後に抜糸を行いますので
傷跡の最終的な完成は6か月後となります。
メリット
- 目の下の小じわ・たるみまで改善:皮膚切除を行うため、目の下のたるみを一度で解決することができます。
- 長年経過した巨大クマにも対応:眼窩脂肪の量が多いと、裏側の傷から脂肪を探し出す下眼瞼脱脂術では取り切れない範囲にも脂肪がある場合があります。その場合でも、表から脂肪の位置を判断し切開・剥離範囲を決めるため脂肪を適切に除去することができます。
リスクと注意点
下眼瞼脱脂術は安全性の高い施術ですが、以下のようなリスクや注意点があります:
- 腫れや内出血:術後に軽い腫れや内出血が出る場合がありますが、2~3週間で改善することがほとんどです。
- 過剰な脂肪除去による凹み:脂肪を取りすぎると、目元がくぼんだように見える場合があります。術前の適切な診断と施術が重要です。
- 過剰な皮膚切除による下眼瞼外反:皮膚を取りすぎると、下まぶたが過剰に引っ張られて「下眼瞼外反」(あっかんべーのような状態)になってしまうことがあります。術後は腫れの影響で多少下向きに引っ張られたような形になることがありますが、1か月程度の経過で改善します。
当院院長は「下眼瞼外反症」の手術対応も可能ですので、万が一他院様などでの術後にこのような症状が疑われる場合も一度ご相談ください。 - 感染症:稀ですが、感染のリスクがあります。術後は処方された薬を適切に使用し、傷口を清潔に保つことが大切です。
- アレルギー反応:麻酔や薬に対するアレルギー反応が起こる可能性があります。事前の問診で確認します。
まとめ
下眼瞼脱脂術、目の下のたるみ取りは、目元の印象を劇的に改善し、若々しい表情を取り戻す効果的な方法です。
当院では、丁寧なカウンセリングを通じて、患者様一人ひとりに最適な施術をご提案しております。
お目元のお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。新しい自分に出会う一歩をお手伝いさせていただきます!
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