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コラム
Column
2025.10.20

タイプ別でわかる毛穴黒ずみの改善法|自宅ケアとクリニック治療

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この記事を読んでわかること

毛穴の黒ずみは、顔の印象をくすませたり、化粧ノリを悪くしたりするため、多くの方が悩む肌トラブルです。「毛穴の黒ずみを改善したいけれど、何をしたら良いかわからない」と感じている方も多いでしょう。特に小鼻や頬の毛穴の黒ずみは目立ちやすく、放置すると肌全体がくすんで見えることもあります。

本記事では、黒ずみのタイプと発生のメカニズムを解説し、それぞれのタイプに合わせた適切な自宅ケアとクリニック治療を紹介します。自分の毛穴黒ずみのタイプを理解し、日常で取り入れられるセルフケアと医療によるアプローチを組み合わせることで、毛穴を目立たなくし、つるんとした透明感のある肌へ導けるようになるでしょう。

毛穴黒ずみのタイプと発生メカニズム

毛穴の黒ずみは、多くの方の肌悩みですが、そのメカニズムは一つではありません。黒ずみのタイプによって適切なケアが異なるため、まずはご自身のタイプがどのタイプなのか確認してみましょう。

ここでは、5つの毛穴黒ずみタイプと、それぞれの現象が起こるメカニズムについて解説します。

角栓が詰まって黒く見えるタイプ

このタイプは、毛穴に詰まった角栓が酸化して黒くなっている状態です。毛穴の中央が黒く、触るとザラザラしています。

この現象は、ターンオーバーの乱れや、摩擦・紫外線などの刺激で角質が厚くなることから始まります。その結果、過剰な皮脂が古い角質や汚れと混じって角栓が形成され、これが酸化して黒くなるのです。

メラニン色素による毛穴シミタイプ

このタイプは、毛穴の中ではなく、毛穴周りの皮膚が黒ずんでいる状態です。この背景には、皮脂の酸化や紫外線ダメージ、過剰なスキンケアなど、日常的な皮膚への刺激があります。

刺激によりメラニンが過剰につくられて色素沈着を起こし、毛穴が黒ずんで見える現象です。

毛穴の開きが目立つタイプ

毛穴の中に汚れは詰まっておらず、開いた毛穴が黒く見えている状態です。この現象は、過剰に分泌された皮脂により、毛穴が開いてしまうことが主な要因です。

オイリー肌に多くみられますが、皮膚の水分と油分のバランスが崩れて肌が乾燥することでも、皮脂は過剰に分泌されます。そのため、保湿不足によるインナードライ肌の人にも、このタイプの黒ずみがみられます。

肌表面の凹凸が目立つクレータータイプ

これは、毛穴部分にできたニキビ跡の凹みが、穴のように黒く見えている状態です。この凹凸は、ニキビによる炎症や、毛穴の角栓を無理に押し出そうとした際に真皮を傷つけてしまうことが背景にあります。

その結果、凹みが残ってしまい、この凹みが影となって毛穴が黒ずんで見える状態です。

産毛によって影ができるタイプ

このタイプは、毛の断面によって毛穴が黒く見えている状態です。頬や小鼻のキワなどにみられ、触るとチクチクする場合もあります。

これは、顔に生えている産毛そのものが原因で、毛穴が黒ずんで見えており、自分で見分けるのが難しいタイプです。

タイプ別に見る毛穴黒ずみのケア方法

タイプ別に見る毛穴黒ずみのケア方法

毛穴の黒ずみのタイプが特定できたら、次はそのタイプに合わせた適切なケアを実践することが大切です。ここでは、それぞれの黒ずみタイプに効果的な具体的なケア方法について解説します。

角栓タイプ(角質ケアで清潔に)

ホルモンバランスや外的刺激によって乱れがちな肌の代謝を整え、古い角質が毛穴を塞いだり、毛穴に溜まったりするのを防ぎましょう。適切な角質ケアを取り入れながら、肌を清潔に保つことが大切です。

角栓タイプ(ビタミンCで肌を整える)

ビタミンC誘導体配合の化粧品を使用し、皮脂の過剰な分泌を抑えることで、角栓が新しく形成されるのを防ぎましょう。ビタミンC誘導体には強力な抗酸化作用もあるため、既にできてしまった白い角栓の酸化を防ぐ効果にも期待できます。

開き毛穴タイプ

ベタつく肌で30代以降の女性は、肌の乾燥が原因で皮脂が過剰分泌される「インナードライ肌」により毛穴が開いている場合があります。過剰な皮脂が原因で毛穴が開いてしまうこのタイプは、まず肌の水分と油分のバランスを整えることが重要です。

化粧水だけで終わらせず、化粧水の後は保護アイテムで蓋をすることで水分の蒸発を防ぎ、過剰な皮脂分泌を抑えましょう。油分が多すぎるオイルやクリームは毛穴に汚れが溜まりやすくなるため、ゲル・乳液など、油分の少ないものを選ぶことをおすすめします。

また、肌に優しいクレンジング・洗顔と、セラミドを補う保湿ケアをバランス良く取り入れましょう。適度な運動や入浴などで新陳代謝を高めるのも効果的です。

メラニンタイプ

「メラニン毛穴」タイプは、正しい洗顔と保湿に加え、紫外線対策と美白ケア、角質ケアを取り入れ、メラニンの生成を止めることや、排出を促すことが効果的です。ゴシゴシ洗うなど過度な刺激は、黒ずみの原因となるメラニン色素を増やしてしまいます。

クレンジング、洗顔、スキンケアの際には、力を入れず優しく行うことを心掛けましょう。また、適度な運動で新陳代謝を高めて肌のターンオーバーを促進し、メラニンの蓄積を防ぐことも効果的です。

クレータータイプ

クレーター状に毛穴が凹んでしまったタイプは、ホームケアのみでの改善が難しい状態です。美容皮膚科を受診し、適切な処置を受けるのが望ましいでしょう。

産毛タイプ

「産毛」を自分で抜くと、メラニン毛穴などのほかの黒ずみの原因になったり、皮膚の中に毛が埋もれてしまったりするおそれがあります。無理にホームケアで改善しようとせず、美容皮膚科を受診し、レーザーによる脱毛を受けることをおすすめします。

やってはいけない!黒ずみを悪化させるケア

やってはいけない!黒ずみを悪化させるケア

毛穴の黒ずみを早く解消したい気持ちから、間違った方法でケアしてしまうと、かえって肌に負担をかけ、黒ずみを悪化させてしまうことがあります。

ここでは、黒ずみを悪化させてしまうケアについて解説します。

ピンセットや指で角栓を抜く

角栓が気になると、つい指の爪やピンセット、器具などで押し出したり、抜き取ったりしたくなるかもしれません。しかし、角栓を無理に押し出す行為は、肌に強いダメージを与えるため、やめておきましょう。

ゴシゴシ洗顔で肌を傷める

毛穴の奥に詰まった黒ずんだ角栓を落とそうとして、肌を強くこすったり、力を入れたりするのは避けましょう。強くこすることで肌の表面が傷つき、必要な角質や皮脂まで過剰に奪われてしまいます。

これでは肌の乾燥を招き、逆効果になりかねません。洗顔の際は、たっぷりの泡で摩擦を与えないよう、優しく洗いましょう。

毛穴パックの過剰使用

貼ってはがすタイプの毛穴パックは、取れた角栓が一目で確認できるため、効果を感じやすいケア方法です。しかし、この手軽さから頻繁に使用しすぎると、肌に大きな負担がかかります。

逆効果になることを避けるため、必ず商品のパッケージに記載されている使用頻度を守りましょう。また、パックを使用した後は、開いた毛穴を引き締めるためにも、化粧水や乳液での保湿ケアを忘れないことが重要です。

生活習慣でできる毛穴黒ずみ予防

生活習慣でできる毛穴黒ずみ予防

スキンケアによる外側からのアプローチだけでなく、毎日の生活習慣を見直すことは、肌のコンディションを整え、毛穴の黒ずみを根本から予防することにつながります。

ここでは、毛穴の黒ずみを予防するためにできる生活習慣のポイントを解説します。

質の高い睡眠で肌を回復

毛穴の黒ずみを含む肌トラブルを減らし、肌をすこやかに保つためには質の高い睡眠が欠かせません。

私たちが寝ている間に分泌されるホルモンは、肌の再生に重要な役割を果たしています。単に睡眠時間だけを気にするのではなく、質の良い睡眠を確保することが大切です。

バランスの良い食生活で肌力アップ

皮脂の酸化が原因で起こる毛穴の黒ずみには、油の少ない食生活を意識することが有効です。ファストフードや揚げ物、スナック菓子など、脂質の多い食事は皮脂分泌を増やしてしまうため、できるだけ控えるようにしましょう。

積極的に摂りたい栄養素としては、ビタミンB2やビタミンB6が挙げられます。ビタミンB2はレバー類、卵、きのこ類、納豆などに含まれ、ビタミンB6はカツオ、マグロといった青魚、鶏むね肉、ゴマ類などに多く含まれています。

適度な運動で血行改善

運動不足は血流不良を引き起こし、結果として肌のターンオーバーの乱れにつながることがあります。特にデスクワークが中心の生活を送っている方は、意識的に適度な運動を取り入れましょう。

寝る前の軽いストレッチは筋肉をほぐし、リラックス効果も得られます。毎日の生活に無理なく運動を取り入れるなど、工夫してみましょう。

東岡崎美容クリニックの毛穴の黒ずみ治療メニュー

東岡崎美容クリニックでは、毛穴の黒ずみや毛穴の開きなど、さまざまな毛穴悩みに対応するため、肌質改善を目的とした幅広いメニューを提供しています。

以下で詳しく紹介します。

ピーリング

当院では、肌状態と目的に合わせ複数のピーリングメニューを提供しています。一つは、トリクロロ酢酸(TCA)と低濃度過酸化水素を使用した「ノーダウンタイムピーリング」であるPRX-T33です。

これは皮膚の剥離を伴わず、肌の深層に働きかけコラーゲン生成を促進し、ハリ・ツヤ・透明感のある肌へ導く効果が期待できます。

もう一つは、ニュージーランドのマヌカハニーを活用したピーリングです。マヌカハニーの高い保湿力と抗菌作用により、角質を優しく除去しながら潤いを保ちます。

乾燥肌や敏感肌、ニキビ肌の方に適しており、肌のバリア機能を高める効果も期待できます。

Blessing DRSモード

次世代ポテンツァ「ブレッシング(Blessing)」は、「傾斜ニードルRF&インジェクションシステム」を搭載した美肌治療機器です。マイクロニードルを斜めに進入させ、皮膚の深層へアプローチし、ニードルの先端から高周波(RF)エネルギーと薬剤を届けます。

コラーゲン再生、肌の引き締め、リフトアップ、ニキビ跡、毛穴改善、しわ治療など、肌質を根本改善に効果的で、内側から引き締まった肌へと導きます。

ダーマペン4

ダーマペンは、機械を用いて肌に微細な穴を開け、肌が本来持つ自然治癒力を引き出す「マイクロニードリング」治療の一つです。

肌をわずかに刺激することで、コラーゲンやエラスチンの生成が促進され、肌のハリや弾力向上が期待できます。また、毛穴の開きやニキビ跡、小じわなどの改善にも効果的です。

ヴェルベットスキン

ヴェルベットスキンは、ダーマペンによる治療にマッサージピール(PRX-T33)を組み合わせた施術です。

ダーマペンによって肌に微細な穴を開けた直後に、ピーリング剤を均一に浸透させます。これにより、ピーリング剤が肌の深部まで届きやすくなり、コラーゲン生成を一層促進します。

症例写真

症例イメージ

ダーマペン4による肌質改善

30〜40代
男性

費用目安

■ダーマペン4
定価 単発 ¥27,500円(税込)
5回コース 定価¥110,000円(税込) モニター¥88,000円(税込)

■ヴェルベットスキン 
定価 単発 ¥38,500円(税込)
5回コース 定価¥154,000円(税込) モニター¥132,000円(税込)

リスク・副作用

ダーマペン・ ヴェルベットスキンの リスクや注意事項
施術後、肌に赤みや腫れが数日間続くことがあります。通常、2〜3日で収まりますが、施術の後は保湿ケアをしっかり行い、肌を保護することが大切です。


乾燥やかゆみ
ダーマペンとコラーゲンピールを併用するため、施術後の肌は乾燥しやすくなります。
保湿ケアを徹底し、肌を乾燥から守りましょう。
また、かゆみを感じた場合は、無理にかかないよう注意が必要です。

ダウンタイム
肌に微細な傷をつけるため、施術後は感染リスクが若干あります。
施術後は肌をできるだけ触らないように心がけることが洗顔・保湿・メイクは半日程度お控えください。
当日はシャワーのみ可能ですが、強くこすらないこと、スクラブや清涼剤入りの洗顔はお控えください。
翌日には赤みが引いていることがほとんどですが、個人差の範囲で2~3日ほど赤みが続く場合があります。
赤みが出ている間はメイクはお控えください。

症例イメージ

ヴェルベットスキン治療(毛穴・肌質改善)

30〜40代
女性

費用目安

■ダーマペン4
定価 単発 ¥27,500円(税込)
5回コース 定価¥110,000円(税込) モニター¥88,000円(税込)

■ヴェルベットスキン 
定価 単発 ¥38,500円(税込)
5回コース 定価¥154,000円(税込) モニター¥132,000円(税込)

リスク・副作用

ダーマペン・ ヴェルベットスキンの リスクや注意事項
施術後、肌に赤みや腫れが数日間続くことがあります。通常、2〜3日で収まりますが、施術の後は保湿ケアをしっかり行い、肌を保護することが大切です。

紫外線対策
ダーマペン施術後の肌は非常にデリケートな状態です。紫外線によるダメージを避けるため、外出時には必ず日焼け止めを使用し、帽子やサングラスでしっかりガードしましょう。

乾燥やかゆみ
ダーマペンとコラーゲンピールを併用するため、施術後の肌は乾燥しやすくなります。
保湿ケアを徹底し、肌を乾燥から守りましょう。
また、かゆみを感じた場合は、無理にかかないよう注意が必要です。

ダウンタイム
肌に微細な傷をつけるため、施術後は感染リスクが若干あります。
施術後は肌をできるだけ触らないように心がけることが洗顔・保湿・メイクは半日程度お控えください。
当日はシャワーのみ可能ですが、強くこすらないこと、スクラブや清涼剤入りの洗顔はお控えください。
翌日には赤みが引いていることがほとんどですが、個人差の範囲で2~3日ほど赤みが続く場合があります。
赤みが出ている間はメイクはお控えください。

まとめ

毛穴の黒ずみには、角栓の酸化やメラニン色素の沈着、産毛など、多岐にわたる原因があります。セルフケアでは、タイプに合わせた角質ケア、保湿、ビタミンC、美白ケアが重要ですが、過度な刺激や毛穴パックの使いすぎは悪化につながるため、注意しましょう。

質の高い睡眠や食生活といった生活習慣の改善も、黒ずみ予防には不可欠です。セルフケアで改善が難しい場合は、美容医療によるアプローチが有効です。

東岡崎美容クリニックでは、専門性を活かしたきめ細やかな対応で、患者様に合わせた施術をご提案します。毛穴の黒ずみでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

監修医情報

柴田祐梨英 医師

柴田 祐梨英

浜松医科大学卒業
磐田市立総合病院
島田市立総合医療センター 形成外科
大手美容外科 豊橋院院長

【所属学会・資格】
日本形成外科学会(JSAPS)正会員
日本美容外科学会(JSAS) 正会員
ジュビダームビスタ® 認定資格医
ジュビダームビスタ®バイクロス 認定資格医

柴田滉平 医師

柴田 滉平

浜松医科大学卒業
掛川市・袋井市病院企業団立 中東遠総合医療センター
品川美容外科 名古屋院部長
ガーデンクリニック 名古屋院 院長 脂肪吸引・注入技術特別指導医

【所属学会・資格】
日本美容外科学会(JSAS) 正会員
ベイザー認定医
ジュビダームビスタ® 認定資格医
ジュビダームビスタ®バイクロス 認定資格医

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